伊勢志摩の多島美など海の景色が素晴らしい三重県。二見の夫婦岩や賢島の英虞湾など、魅力的な海のスポットがあります。
他にも県北で洋館が美しい桑名の六華苑など、県で広く見どころがあります。
今回は、インスタ映えするフォトジェニックな三重県の絶景を紹介していきます。
セシモ コイ
A.南勢(県東)地域の絶景
伊勢神宮・真珠島・賢島のある南勢地域(伊勢、鳥羽、志摩、玉城、度会、大紀、南伊勢)の絶景スポットを紹介。
01.二見興玉神社 夫婦岩(伊勢市)
伊勢志摩エリアで、海沿いにある観光で人気のエリアとなる二見町。海岸にて見どころとなるのが「二見興玉神社」で、カエルの彫刻がたくさんある神社です。
その神社の境内にある「夫婦岩」が有名。対になる2つの岩を夫婦に見立ててしめ縄が掛けられており、神聖なる姿は参拝客から観光客までたくさんの人たちが眺めるシンボルです。
周辺には参道の土産物屋や、海鮮料理を楽しめる飲食店の集合施設もあります。賓日館などの建物もあり、見どころも多いです。
[住所] 三重県伊勢市二見町江575(地図)
02.伊勢志摩スカイライン 朝熊山金剛證寺(伊勢市)
伊勢の朝熊山には弘法大師が中興の祖となった金剛證寺(現在は臨済宗)と言うお寺があります。
死者の魂が帰る場所とされており、巨大な卒塔婆の林があります。
「ミコハン」と呼ばれるイタコの様な霊媒師がかつて居たようです。
また、「タケ参り」と言う独特の儀式があります。 pic.twitter.com/wXUxvWbtIc— 玄兎🐇命理學師 (@kurousagi567) 2020年1月6日
伊勢神宮から鳥羽駅の海沿いまで山間部を通るドライブルート「伊勢志摩スカイライン」は、適度なカーブが続く高低差のある道路です。
途中には展望台がいくつかある中で、観光の見どころとして1609年に創建された「金剛證寺」があります。仁王門、参道脇の櫓、密集する卒塔婆、本堂となる摩尼殿など見ごたえあり。
朱塗りの橋が架かる連間の池は弘法大師が造成したと伝えられ、葉で覆われた池には夏にスイレンの花が咲くのも見どころです。
[住所] 三重県伊勢市朝熊町548(地図)
03.朝熊山頂展望台 天空のポスト(伊勢市)
朝熊山頂展望台の通称「天空のポスト」と言うらしい。
何故こんな所にポストがあるんだろうね。
展望台からは鳥羽の海が見えた。
このポストから手紙を投函してみたい。
消印が特別だったら嬉しい、笑#伊勢志摩スカイライン pic.twitter.com/IC9Fj5R3fH— KOZY (@KOZY03381209) 2019年7月15日
先ほど紹介した「金剛證寺」から徒歩だと15分ほどの距離で、車で専用の駐車場もある「朝熊山頂展望台」もセットで来訪したいスポット。
標高550メートルからは鳥羽の街並みの先に浮かぶ島々の姿を一望でき、入り組んだ鳥羽の海ならではの景観を楽しめます。
展望足湯があるのも魅力で、土産物店や食事処もあります。さらに、空や景色とともに撮影できる赤いポスト「天空のポスト」もフォトスポットとして独特です。
[住所] 三重県伊勢市朝熊町185(地図)
04.パールロード 鳥羽展望台(鳥羽市)
鳥羽展望台まで、ツーリング!
今回はパールロードを走るだけだったけど次回は、牡蠣!&ツーリング!をやりたい🤣 pic.twitter.com/SC2VbZRX7I— MAY3 (@may_or_bike) 2021年6月20日
鳥羽市の東側にあるリアス式海岸の一帯を周遊できるドライブルートとして、鏡浦から的矢を経て志摩市まで走りやすく整備された県道128号「パールロード」があります。
鏡浦にある生浦湾に架かる白い橋「麻生の浦大橋」から、ゆるやかなカーブで登っていくと飲食店や牡蠣直売所なども道路沿いにあります。
パールロードにはドライブ休憩向きな展望台がいくつかあります。中でも東向きの海を高台から見下ろせる「鳥羽展望台」からは、岩礁や木々の緑が色を添える海を一望できます。
付近には「箱田山園地展望台」などもあり、それぞれの展望台から色々な角度で太平洋の海を見渡すのも面白いエリア。天気が良ければ、左手には愛知県の伊良湖岬も見えます。
[住所] 三重県鳥羽市国崎町3-3(地図)
05.横山展望台(志摩市)
ドラレコ旅見てたんだけど、今映った鵜方の駅前らへん歩いたなぁとか横山展望台への道をひたすら黙々と歩いていったなぁとか記憶がよみがえってきた pic.twitter.com/QCbqPb2tMu
— 猫憑 (@2lock4) 2021年6月28日
真珠養殖の光景や賢島遊覧船もある「英虞(あご)湾」は志摩市の定番観光地ですが、その英虞湾を遠くから一望できるスポットとして人気なのが「横山展望台」。
伊勢志摩国立公園の一部に位置しており、ミシュラン・グリーンガイドジャポンの1つ星にも認定された絶景を楽しめる展望台。
駐車場から一番近い「横山展望台」はカフェ併設で、ウッドデッキの広い舞台から広大に景色を見渡せる展望地。さらに散策路の先には「みはらし展望台」「あご湾展望台」も。
川のように手前から幅を広げて奥へ伸びていく英虞湾の青色と、賢島をはじめとして様々な島が入り組んだ緑が織り成す絶景。民家や建物が少ない緑の豊かさが魅力です。
[住所] 三重県志摩市阿児町鵜方875-20(地図)
06.麦埼灯台(志摩市)
志摩半島最南端 #麦埼灯台
空と海が綺麗だなぁ…。
先程訪れた大王埼灯台も見える(°° ) pic.twitter.com/0VepihzpaL
— らい☆けん (@3210rykeen) 2021年2月25日
志摩半島の最南端に立つ灯台「麦埼(むぎさき)灯台」は、太平洋の布施田水道を航行する船のために存在する白亜の灯台。
灯台を単体で撮影するだけでなく、海岸側から東屋と灯台を見上げる形で撮影する構図がひとつの定番。緑や空の美しさとともに、そびえる灯台を見ることができます。
海女漁のシーズンには、海女の磯笛が聞こえる場所として「残したい日本の音風景百選」にも選ばれています。干潮時に海の生き物が岩礁に残るタイドプールも見どころ。
[住所] 三重県志摩市志摩町片田2813(地図)
B.中勢(県央)地域の絶景
三重県庁・かざはやの里・松阪武家屋敷のある中勢地域(津、松阪、多気、明和、大台)の絶景スポットを紹介。
07.高田本山 専修寺(津市)
浄土真宗10派のひとつ高田派の本山となる「専修寺(せんじゅじ)」は、津市の一身田(いしんでん)町にある津市を代表する寺院。
かつて1526年に専修寺の本寺(現在の栃木県真岡市)が焼失した際に、教団の中枢として位置づけられたのがこの専修寺。
国宝となる如来堂は都留の彫り物が取り付けられており、他にも国宝の御影堂や聖徳太子を祀る太子堂などがあります。重要文化財の通天橋は、お七夜限定のライトアップが人気。
[住所] 三重県津市一身田町2819(地図)
08.フェニックス通り(津市)
津城址の東側にある三重会館前交差点から海へと伸びる道路「フェニックス通り」は、フェニックスというヤシ科の木が中央分離帯に植えられている南国の雰囲気。
フェニックス通りの中間地点には近鉄道路が横切る交差点があり、津新町駅から贄崎港へ向かうフェニックス通りと津駅から贄崎港へ向かう近鉄道路が交差する交通のポイントです。
1967年に近鉄道路以西の道路を開通した記念に99本のフェニックスを植えて、2005年の「なぎさまち高速船ターミナル」完成時に近鉄道路以東を新たに開通して追加植樹。
付近には大門大通り商店街があるなど、飲食店や各種個人商店が点在する歴史ある市街地を散策できます。
[住所] 三重県津市乙部5(地図)
09.津観音(津市)
津市で先述の「高田本山専修寺」に次いで参拝者が多い「恵日山観音寺大宝院」。奈良時代の709年創建となる真言宗の寺院で、通称「津観音」の名で親しまれています。
東京の浅草観音、名古屋の大須観音とともに、日本三大観音のひとつに位置づけられる名刹。津城址とのつながりも深く、1580年に大改修が行われた頃の文化財が多いようです。
境内には五重塔があり、本堂と五重塔を同時に見ることができます。正面の仁王門から外へ延びる道は伊勢街道として、津観音の門前町として発展した大門の商店街があります。
[住所] 三重県津市大門32-19(地図)
10.美濃田竹林街道~大仏(松阪市)
松阪市で松阪ICから近い「松阪農業公園ベルファーム」の近くに、たくさんの竹が高くそびえた小さな路「美濃田竹林街道」があります。
田んぼのあぜ道から竹林に入ることができる道で、木の柵などで整備された小石や土の道は密集した竹の圧巻な姿。空からわずかに光が入り、木漏れ日の美しさも。
竹林の先にある「美濃田公園」内にある小屋の中に鎮座した「美濃田大仏」を見ることができ、美濃田公園に駐車して竹林へと歩くルートが手軽です。
[住所] 三重県松阪市美濃田町(地図)
11.深野のだんだん田(松阪市)
松阪市は城下町の市街地だけでなく、多気町や大台町に隣接する山間部も広く持つ市。自然豊かな飯南町深野地区には「深野のだんだん田」と呼ばれる「深野棚田」があります。
白猪山の南麓に位置する傾斜地に、段々の田んぼが形成されている里山の風景。日本棚田百選に選ばれている棚田で、傾斜に対応する石堤(石垣)で田んぼを区画する姿が特徴的です。
鑑賞用の専用無料駐車場が付近に用意されています。秋にはランタンを置いて棚田の畔を照らす「棚田まつり」も開催されます。
[住所] 三重県松阪市飯南町深野1749(地図)
12.深野の沈下橋(松阪市)
先述の「深野のだんだん田」から近い国道166号沿いにある「深野の沈下橋」。沈下橋は高知県のものが有名ですが、三重県も松阪エリアに沈下橋が数か所あります。
沈下橋とは増水時に川の流れを遮らないよう、欄干の無い橋として作られた簡易的な橋。地元の方の生活用として作られた橋として、日本の原風景が残る場所に多い橋です。
櫛田川に架かる沈下橋のひとつとなる「深野の沈下橋」は、高低差があり岩肌も見える「香肌峡(かはだきょう)」に架かる橋として山並みと清流の美しさのあるスポットです。
案内板や駐車場は無いようで、交通量も多い国道沿いでうまく路肩で一時的に停車して見る形になりそうです。
[住所] 三重県松阪市飯南町深野1749(地図)
13.茶倉橋(松阪市)
道の駅「茶倉駅」付近を流れる櫛田川に架かる橋「茶倉橋(ちゃくらばし)」。渓谷「香肌峡(かはだきょう)」を渡る橋
バーベキューやキャンプなど様々なレジャーを楽しめる宿泊施設「リバーサイド茶倉」から河原に出ることができ、対岸の崖上にある道の駅へと行くことができる橋です。
リバーサイド茶倉と道の駅に高低差があるため、橋の両側が螺旋(らせん)階段になっています。橋長91メートルの歩行専用橋として、渓谷に赤のアクセントを与える橋です。
[住所] 三重県松阪市飯南町粥見(地図)
C.伊賀(県西)地域の絶景
伊賀上野城・赤目四十八滝・香落渓のある伊賀地域(伊賀・名張)の絶景スポットを紹介。
14.青山高原(伊賀市)
#xsr900 #バイク入れ忘れた#青山高原
ここ好きだけど晴れてたことない💦
降られる前に帰らねば💦💦 pic.twitter.com/jkd1ZPKii1— トト (@mFh8CdG8oq530eh) 2021年6月26日
伊賀エリアの東に位置する「青山高原」は、伊賀市を見渡せる草原の高台。県道512号沿いにいくつもの駐車場があり、キャンプ場もエリア内にあります。
風力発電の風車がたくさんある場所として「青山高原ウインドファーム」があり、草原の一帯に立ち並ぶ風車は日中だけでなく夕陽とともに見るのも一興。
北の方角には「笠取山」がそびえ、東には遠く伊勢志摩の海も見渡せます。
[住所] 三重県伊賀市勝地(地図)
15.赤目四十八滝(名張市)
赤目四十八滝『千手滝』
新緑の時期が一番綺麗です pic.twitter.com/edBbszBg8v— 前山 (@xxakaxxv) 2021年5月26日
伊賀エリアで忍者の修行場だったと伝えられる「赤目四十八滝」は、渓谷にたくさんの滝がある散策ルートとして人気。赤目温泉もあり、キャンプ場もあります。
日本の滝100選のひとつで、紅葉の名所としても定番。奈良県との県境に位置しており、曽爾村や室生寺などとあわせて来訪しやすい場所でもあります。
[住所] 三重県名張市赤目町長坂861-1(地図)
D.北勢(県北)地域の絶景
なばなの里・湯の山温泉・四日市工業地帯のある北勢地域(いなべ、桑名、四日市、鈴鹿、亀山、木曽岬、東員、菰野、朝日、川越)の絶景スポットを紹介。
16.六華苑(桑名市)
桑名市にある洋館と庭園の美しい姿「六華苑(ろっかえん)」は、二代目諸戸清六の邸宅として大正2年(1913年)に完成したもの。国の重要文化財に指定されています。
イギリス人建築家のジョサイア・コンドル設計による洋館は、木造2階建て天然スレート葺きの洋館に塔屋やサンルームが付いている上に1階は和室もある造り。
屋外には池泉回遊式庭園があり、池を一周できる散策路もあり。建物から庭まで一般公開されており、明治大正期の雰囲気を楽しめる観光スポットです。
[住所] 三重県桑名市桑名663-5(地図)
17.関の宿場町(亀山市)
亀山市の関駅から徒歩10分ほどで行ける「関宿」は、東海道の宿場町のひとつとして伝統的な建物や文化施設が並ぶ江戸時代の町並み。
今も1kmほどにわたり町並みが残っており、関地蔵院や関神社など寺社仏閣もあって散策を楽しめます。
[住所] 三重県亀山市関町中町(地図)
E.紀州(県南)地域の絶景
楯ヶ崎・花の窟神社・鬼ヶ城のある紀州地域(尾鷲、熊野、紀北、御浜、紀宝)の絶景スポットを紹介。
18.種まき権兵衛の里(紀北町)
種まき権兵衛の里に来ました。 pic.twitter.com/mIRETnN2Wo
— ましお⚓ (@mashio609) 2019年9月15日
熊野古道馬越峠の北側にある国道42号から近い公園「種まき権兵衛の里」は、築山林泉回遊式の日本庭園として整備されており山を背景に石などで整えられた池が美しいスポット。
公園名の由来は「権兵衛が種まきゃ、カラスがほぜくる」の俗謡で有名な権兵衛さんにちなんだそうで、ゆかりの品々や紀北町海山区の民俗資料を展示した「権兵衛屋敷」があります。
公園の脇を流れる「銚子川」の透明感もひとつの鑑賞ポイントです。
[住所] 三重県北牟婁郡紀北町便ノ山768(地図)
19.熊野古道馬越峠~象の背(尾鷲市)
2021/1/2 熊野古道伊勢路、馬越峠から天狗倉山、便石山
海が見渡せる山に行きたくって尾鷲まで。
海、山、熊野古道が楽しめる🤗 pic.twitter.com/2axcwQJitF— mattsu (@o0matsu0o) 2021年1月4日
熊野古道伊勢路の中で随一と言われる石畳があり、尾鷲ヒノキの林に石畳がある峠道「馬越峠」。夜泣き地蔵、石橋、俳人の可涼園桃乙による句碑などの史跡が残る、いにしえの道です。
電車利用であればJR紀勢本線の1区間を利用。相賀駅を出発して道の駅海山を経て、鷲毛バス停から馬越峠に入って馬越公園をゴールにして尾鷲駅まで抜けるルートです。
参考として、道の駅海山からJR尾鷲駅までの区間で約5.2kmの2時間45分。車であれば、南側「馬越公園駐車場」から北上するか、北側「道の駅海山」から南下するルートで。
さらに絶景を求める本格的な登山ハイキングコースとして、馬越峠から便石山の山頂へ続くルートを行くと便石山の絶景として山なりの巨石に立つことのできる「象の背」があります。
[住所] 三重県尾鷲市馬越町(地図)
20.土井竹林(尾鷲市)
↓でインスタに載せた、尾鷲市の土井竹林の画像。ここにしかない空気があるような気がする。 pic.twitter.com/SkSEYOmlCS
— 井上 麻衣 (@inouemai) 2017年1月19日
江戸時代からの林業家「土井家」が薩摩から移植した竹林で、約4,000㎡ほどの広さを持ち小屋などが整備されています。
直径30センチほどの太い竹が多く、孟宗竹などの竹が見事な景観を形成。特に、洞穴と竹林という構図は独特な景観として、フォトジェニックな写真を撮影できます。
[住所] 三重県尾鷲市古戸野町1-21(地図)
21.鬼ヶ城(熊野市)
珍しい形状の岩や岸壁が1.1kmほど続く海岸の景勝地として、熊野古道を含めて「紀伊山地の霊場と参詣道」としてユネスコ世界遺産に登録されているスポット。
熊野灘に面した高さのある岸壁には、手すりのある遊歩道が整備されています。
[住所] 三重県熊野市木本町1835(地図)
まとめ
以上、三重県のフォトジェニックな絶景スポットでした。