青森県のご当地グルメ48種類!B級名物と有名食べ物

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深浦のマグロ

東北の最北端で津軽半島と下北半島を有する、海の幸が豊富な青森県。

ホタテ、イカなどが漁獲できる津軽海峡から陸奥湾まで港が豊富。マグロも大間から深浦まで色々な地で名物となっています。

今回は青森県の旅行者に向けて、青森県の飲食店で楽しめるご当地グルメを紹介します。

セシモ コイ

旅行先の昼食や夕食で立ち寄るお店をすぐに見つけられるよう、各グルメの提供店一覧と筆者おすすめ店も掲載しました!

目次

青森県のグルメ分布図

青森県のグルメはこんなに豊富!番号順に紹介していきます。

青森県グルメ分布図(左半分)青森県グルメ分布図(右半分)
この地図画像はクリックすると左右半分ずつ拡大表示します。

A.青森県全域のグルメ

まずは県全域で楽しめるグルメを紹介します。

01.貝焼き味噌(県全域)

貝焼き味噌写真 弘前駅前「日本海庄や」弘前店のねぷた御膳に付く貝焼き

ホタテガイの貝殻で具材と味噌を煮込んで、とき卵でとじて仕上げた料理。貝焼きと書いて「かやき」と読みます。

ホタテを入れた「ホタテ貝焼き味噌」として用意されることも多く、津軽地方と下北地方で具材や作り方が異なります。

江戸時代に陸奥湾の漁師が鍋の代わりにホタテ貝殻を使用したのが始まりとされており、現在でも陸奥湾のホタテガイが主に使用されます。

まろやかさと甘めの味付けで、日本酒との相性抜群!量少なめで割高なので、ランチや貝焼き定食がコスパ最強です。
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[店分布] 青森県全域で100店舗以上
[推奨店] 西むら アスパム店 – 貝焼き味噌など郷土料理と魚が旨い定番の店

02.じゃっぱ汁(県全域)

じゃっぱ汁写真 弘前のメイン商店街の郷土料理店「わらび」のじゃっぱ汁

鱈(タラ)のアラと野菜などの具材を煮込んで、味噌などで味付けした汁物料理。頭や内臓などの骨のアラを青森では「じゃっぱ」と呼びます。

青森の冬ならでは味覚として、体が温まる料理。特に年越しの時期に食べられる郷土料理として、古くから親しまれています。

陸奥(むつ)湾で採れる鱈を主に使用し、大根、ニンジン、ネギなどの野菜類が入ります。鮭を入れる場合もあり、家庭や店により味噌ではなく塩で味付けすることもあります。

タラの骨から出る旨みが味噌仕立ての汁に溶け込んでググッとくる美味しさ!お酒を飲んだ後にもピッタリです。
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[店分布] 青森県に広く分布
[推奨店] 西むら アスパム店 – 貝焼き味噌など郷土料理と魚が旨い定番の店

03.りんごスイーツ(県全域)

りんご写真 青森駅付近「ナチュレドゥーエ」のりんごジェラート

りんごの生産量でダントツの日本一を誇る青森県。県の40%の生産は弘前市で、他にも青森市、平川市、黒石市など県内全域の名産です。

青森生まれの早生りんご「つがる」は8月を皮切りに9~10月を中心に出回り、酸味が弱くて甘みが強め。他にもサンふじ、サン陸奥、ひろさきふじ、など品種が豊富。

青森県全般でりんごスイーツを扱う飲食店が多く、アイス、ジュース、アップルパイなど多彩なグルメとして楽しめます。

アイスクリームやジェラートは食べ歩きにピッタリ。アップルパイも県全域で見かけます。
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[店分布] 不明、提供店多数
[推奨店] ナチュレドゥーエ – 現在6品種あるリンゴジェラートがすっきり

04.馬肉料理(県全域)

馬肉料理写真 津軽の芦野公園駅の旧駅舎「喫茶店 駅舎」の馬肉丼

青森県は馬肉料理のメッカ。とりわけ五戸町など南部エリアでは馬と共存する生活が行われていた歴史から馬肉の食が深く、一方で津軽地方でも馬肉鍋が名物です。

焼肉として食べる傾向が強く、もちろん刺身で食べることもあります。お店により自家製のタレが作られており、タレにより店の人気が分かれることも。

焼肉が定番で「あのお店のタレが美味しい」とタレの好みを話のタネにする県民が多い印象。生卵とあわせて食べるのもいい感じです!
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[店分布] 不明、提供店多数
[推奨店] 赤い屋根の喫茶店 駅舎 – 馬肉カレーと馬肉丼を扱う旧駅舎カフェ

05.けの汁(県西全域)

けの汁写真 津軽中里駅の駅舎隣接「駅ナカにぎわい空間」のけの汁

津軽地方で古くから親しまれてきた、山菜入りが特徴の味噌汁。「粥(かゆ)の汁」が訛ったのが名前の由来で、七草粥の代わりとして小正月に食べる郷土料理でもあります。

根菜類(大根、人参、ごぼう)、山菜類(フキ、ワラビ)、大豆製品(刻んだ油揚げ、凍み豆腐、潰した大豆)などが具材で用いられます。

基本は味噌で味付けして、醤油で味をととのえる場合も。素朴な味わいです。また、弘前市相馬地区には、モツを入れた「もつけの汁」もあります。

山菜たっぷりでもクセがなくて、体が温まるので冬にピッタリ!優しくもコクのある味噌の美味しい汁です。
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[店分布] 津軽半島に広く分布
[推奨店] 駅ナカにぎわい空間 – 軽食感覚でリーズナブルながら旨さ抜群

06.煮干しラーメン(県西全域)

煮干しラーメン写真 青森駅近く「くどうラーメン」で麺多めの醤油ラーメン

青森県では煮干しを使用したダシで作る醤油ラーメンのお店が多く、特に津軽地方で「津軽ラーメン」とも呼ばれる定番ラーメンです。

一部のお店ではイワシを焼いて乾燥させた煮干し「焼干し」を使用するところも。雪国ならではの塩気強めの味付けも特徴のひとつ。

細い縮れ麺にチャーシュー、メンマ、白ネギというシンプルな中華そばスタイルで出す、昔ながらの中華食堂で提供される傾向にあります。

煮干しのほろ苦さに深みが出ているのは焼干しならでは。ベーシックな中華そばで日常食の印象です。
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[店分布] 津軽地方を中心に青森県で広く分布
[推奨店] くどうラーメン – 焼干しの醤油スープが旨くてボリュームたっぷり

07.ワカオイおにぎり(県西全域)

ワカオイおにぎり写真 津軽中里駅「駅ナカにぎわい空間」のワカオイおにぎり

青森県で採れる昆布「ワカオイ」を使用したおにぎりで、ご飯の中に入れるのではなくご飯を包むスタイルが特徴。

昆布の味がしっかり出たおにぎり。通常は硬くてちぎるのも困難なワカオイですが、ご飯から出る蒸気で柔らかくなります。

太宰治も好んで食べたと言われる津軽地方の家庭の味。現在も津軽鉄道の駅弁(予約要)でも使われる素材です。

昆布の味が強く出るので好みは分かれそう。ほおばって食べる大きいおにぎりです。
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[店分布] 不明、津軽地方を中心に提供店あり
[推奨店] 駅ナカにぎわい空間 – 大きく平たく握る昆布の味強めのおにぎり

08.いかのすし(県東全域)

下北地域の郷土料理として、スーパーなどで売られている「いかのすし」。

茹でたイカの胴体部分に具材を入れたもので、輪切りにして食べるのが一般的。酢や塩で味付けしたキャベツ、ニンジン、生姜などが具材として用いられ、イカの足も入っています。

キャベツの緑色とイカのピンク色が鮮やかで、お祝いの場などで食べることも。漬物や総菜の感覚で、お酒にも合う料理とされています。

いかのおすし!食べたことがないのですが、美味しいのかどうか想像がつかない郷土食ですね。
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[店分布] 不明、基本は持ち帰り購入
[推奨店] ふかうら本舗 – 道路沿いの土産店で購入できるいかのすし

09.ひっつみ(県東全域)

ひっつみ写真 本八戸で郷土料理が豊富な居酒屋「サバの駅」のひっつみ

お椀の醤油仕立てのダシ汁のお椀に、練った小麦粉の団子を入れて食べる郷土料理。団子をひきちぎって入れる方言が名前の由来です。

岩手県の名物として有名ですが、南部地方で広く食べられている郷土料理として八戸や三戸地方でも名物となっています。

ネギ、しいたけ、しめじなどの具材に加えて、山間部では肉、海側では魚介類を入れるのが定番。七戸町では「長芋すいとん」として長芋を入れます。

スッと切れやすい団子状のすいとんに甘めな汁!キノコ類や根菜類がピッタリでまろやかな味です。
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[店分布] 不明、県内に数店舗
[推奨店] サバの駅 – キノコ類が豊富で旨みあるサバ出汁のひっつみ

10.けいらん(県東全域)

もち米生地で小豆餡を包んだ団子を、お椀のダシ汁に入れて食べる郷土料理。団子が卵形で中に餡が入っていることから、鶏卵(けいらん)に似ていることが名前の由来です。

もとは京都の料理として南部藩に伝わったそうで、現在では県東の下北半島から南部地方まで広く分布。精進料理、法事、お祝い事の料理としても食べられています。

ダシ汁は昆布やしいたけの戻し汁を用いて、醤油などで味を調えるのが一般的です。

岩手県の遠野で食べたことがあって、おすましの上品な雑煮の味わいで食べやすいものです。
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[店分布] 不明、下北半島から南部地方まで広く分布
[推奨店] レストラン絵馬 – 十和田の飲食店でけいらんも扱っている様子

11.あずきばっと(県東全域)

あずき餡を使用した汁に、きしめんタイプの麺を入れた郷土料理。お餅ではなく麺を使用したお汁粉ともいえる、おやつ感覚の料理です。

八戸などの南部地方をはじめとして、岩手県や宮城県でも広く食べられています。

麺で食べるお汁粉、ちょっと気になります。
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[店分布] 南部地方に広く分布
[推奨店] はっと庵 – 蕎麦やせんべい汁とともに、あずきばっとも名物

B.東青(青森)地域のグルメ

三内丸山遺跡・浅虫温泉・龍飛崎のある東青地域(青森市・平内・今別・蓬田・外ヶ浜)のご当地グルメを紹介。

12.青森生姜味噌おでん(青森市)

煮干しラーメン写真 青森駅市街地「くどうラーメン」は生姜味噌おでんも旨い

生姜味噌ダレをかけて食べる、青森県ならではのおでん料理。青森市をメインエリアとして、津軽地方などで広く食べられています。

主に赤味噌(津軽味噌)を使用。味噌、酒、みりん、ダシ汁を混ぜて煮たてたトロみのある汁に、仕上げとして生姜おろしを混ぜたタレをおでんにかけます。

具材は練り物、大根、こんにゃくなど一般的ですが、地元産の細長いタケノコとつぶ貝を入れる傾向にあります。

昭和20年代に青森駅付近の屋台で提供されていたのが起源で、青函連絡船に乗る船客の体を温めるために生姜を入れたのが由来とされています。

キツくなくまろやかで香りが立つ生姜味噌タレがおでんネタを引き立てて、タケノコのシャッキリ食感も良いです。
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[店分布] 認定店は市内18店舗
[推奨店] くどうラーメン – 生姜味噌おでん卵と醤油ラーメンの相性抜群

13.味噌カレー牛乳ラーメン(青森市)

牛乳ラーメン写真 青森駅近く「味の札幌浅利」の味噌カレー牛乳ラーメン

スープにカレー粉と牛乳が溶け入った味噌ラーメン。もやし、バター、ワカメなどの具材が入って縮れ麺を使用するお店が多いです。

1968年に青森市で開店した「味の札幌」の店主が模索して作り上げたメニューで、店主亡き後も弟子が暖簾分けで受け継いで青森市に5店舗をほどを有します。

牛乳でも抵抗感なく美味しい!乳製品のまろやかな味噌バターラーメンで、北海道系の縮れ麺がいい味わい。
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[店分布] 組合5店舗、他にも提供店あり
[推奨店] 味の札幌浅利 – まろやかな味噌バターに縮れ麺が美味しい

14.あおもり海道そば(青森市)

外ヶ浜町から平内町を結ぶ、むつ湾に面した国道沿いで広く栽培されている蕎麦。

この国道沿いで栽培されている蕎麦を「あおもり海道そば」として、県外に出回らない地元消費の蕎麦として名物になっています。

蕎麦の品種「キタワセソバ」を農薬不使用で育てたもので、お店によって、かけそば、もりそば、甘味などで楽しむことができます。

県外での知名度が低い地元ならではの蕎麦、ご当地感があって気になります。
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[店分布] 青森市に6店舗
[推奨店] 気になるお店:そば処 正嵐

15.平内ホタテ(平内町)

平内ホタテ写真 浅虫温泉のホテル「浅虫さくら温泉」のホタテ炊き込みご飯

青森市の隣にあり、むつ湾に隣接した平内町。県内の名産のホタテを漁獲している町として名高いのが平内町です。

平内ホタテを使用したグルメが色々とあり、最近ではそのホタテをステーキなどで楽しむ「平内ホタテ活御膳」が考案されました。

県全域で提供されるホタテ料理が美味しく、その中でも名物の平内ホタテをステーキで食べてみたいです。
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[店分布] 活御膳は平内町で提供3店舗、平内ホタテは提供店多数
[推奨店] シーグランス – ゴルフのクラブハウスでシェフ特製のホタテ御膳

C.中南(弘前)地域のグルメ

りんご公園・大鰐温泉・田んぼアートのある中南地域(弘前市・黒石・平川・西目屋・藤崎・大鰐・田舎館)のご当地グルメを紹介。

16.アップルパイ(弘前市)

アップルパイ写真 弘前市「りんご公園」食事処でゆめりんごアップルパイ

青森県の中でリンゴの生産がダントツに多い弘前市。そのリンゴを活用したアップルパイの提供店舗も多く存在し、観光案内所に提供店マップが置かれているほどです。

市内のパン屋さんとケーキ屋さんで購入できるだけでなく、レストランやカフェで提供してくれるお店もあります。シナモンの有無はお店によって異なります。

シロップで煮詰めたスライスリンゴを上に乗せたアップルパイや、パン生地の中に入れたユニークな形のショソン・オ・ポム。タルト生地に乗せたタルトタタンも提供店多数。

アップルパイの案内ガイドさんがいるらしい!煮詰まったリンゴの食感にシナモンの香りがたまらないです。
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[店分布] 弘前市に47店舗以上
[推奨店] ブーランジェリーイシタ – パイ生地の香ばしいショソン・オ・ポム

17.弘前いがめんち(弘前市)

弘前いがめんち写真 弘前市街の定番郷土料理店「菊富士本店」のいがめんち

イカのゲソ(足)を包丁で刻んで、野菜類と一緒に小麦粉を混ぜたメンチの一種。イカメンチが訛って「いがめんち」という名前になっています。

油をひいて焼くタイプと油で揚げたタイプの2種類があり、お店によって片方や両方の提供などが分かれます。

戦前に弘前で量が少ない海産物を楽しむ料理として考案された、家庭的な郷土食。現在では居酒屋などの飲食店で楽しむことができます。

お好み焼き系のまろやかな小麦粉生地に、食感の強いイカゲソ。お酒に合う揚げたタイプがオススメ!
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[店分布] 弘前市に21店舗以上、他市町村にも提供店あり
[推奨店] 菊富士本店 – 焼きと揚げを選べて、ゲソたっぷりのいがめんち

18.弘前シードル(弘前市)

弘前シードル写真 弘前市「カフェ山崎」でタムラシードルのドライを堪能

青森市や弘前市では、リンゴの発泡酒「シードル」が定番。青森県産リンゴを使用したシードルの銘柄が並び、お土産屋や飲食店で積極的に提供されています。

1953年に弘前の酒造メ-カー社長が、果実加工の視察で訪問した欧米でシードルに着目。朝日シードル株式会社を設立し、日本で初めてシードルの製造販売を行った歴史があります。

2014年には弘前市を「ハウスワインシードル特区」に認定し、りんご生産者によるシードル造りが行われるようになっています。

スパークリングワインの感覚!甘くないドライシードルを食事に添えて、締めは甘いシードルで。(お酒は20歳になってから!)
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[店分布] 弘前市に67店舗以上、青森市などにもあり
[推奨店] cafe 山崎 – 銘柄が複数そろうシードルにガレットが旨い

19.弘前ガレット(弘前市)

弘前ガレット写真 弘前市街のレストラン「カフェ山崎」の野菜サーモンガレット

リンゴの発泡酒「シードル」の発祥となるフランスのブルターニュ地方では、そば粉を使用したクレープ「ガレット」が郷土食としてシードルとの相性が良いと言われます。

弘前市では弘前シードルと相性抜群のガレットを「弘前ガレット」と名づけ、新たな弘前名物として提供するお店がいくつかあります。

青森県西目屋村産の香り高いそば粉を使用したクレープ生地の上に、弘前市を中心とした地元産の素材をたっぷり乗せます。

肉や魚に野菜類が乗った食事タイプだけでなく、アイスやチョコレートにリンゴも乗ったデザート系も楽しめます。

提供店はオシャレなレストランばかり!生野菜や茹で野菜などのご当地素材に、香り高いガレット生地が美味しいです。
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[店分布] 弘前市に7店舗
[推奨店] cafe 山崎 – 季節の野菜がたっぷり乗ったガレットがボリューミー

20.ひろさき豚辛焼(弘前市)

ひろさき豚辛焼写真 弘前市で魚が売りの食事処「東家」にて豚辛焼き定食

津軽地方の米味噌「津軽味噌」、弘前市の「りんご」、弘前の唐辛子「清水森ナンバ」を使用した特製の南蛮味噌ダレで味付けした豚肉料理。「とんからやき」と読みます。

自然豊かな津軽地方で育った「津軽豚」や岩木山麓で育った「岩木高原豚」などを焼き上げて、定食、丼、串焼きなどお店により色々なスタイルでいただけるグルメです。

まろやかさや甘さを含んだ辛さの唐辛子で甘辛く、長期間熟成の辛口味噌と合わさってまろやかな味わいに仕上がります。

知名度は低めですが、弘前市内の飲食店で広く提供されているグルメ。具材のキャベツを特に美味しくいただける食べ方で、ピリ辛の味噌ダレで濃厚に!
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[店分布] 弘前市に42店舗
[推奨店] れんが亭 – 弘前駅近くで豚辛焼を楽しめる居酒屋さん

21.黒石焼きそば(黒石市)

黒石焼きそば写真 黒石市街の郷土料理店「野田」の黒石焼きそば

平打ちタイプの太麺に甘辛いソースが馴染んだ、黒石で昔から親しまれている焼きそば。

具材としては豚バラ肉とキャベツをメインで使用し、玉ねぎやもやしなど各店で具材は異なります。ウスターソースを使用するのも特徴のひとつです。

酸味軽めのウスターソースでスルスルと食べ進めていける軽快さ!豚肉など具材もいい味わい。
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[店分布] 黒石市に20店舗以上
[推奨店] つがるの食彩 野田 – 太くて切れ味良い平打ち麺にソースが絡む

22.黒石つゆ焼きそば(黒石市)

黒石つゆ焼きそば写真 新青森駅1階飲食店街「黒石や」のつゆ焼きそば

太麺に甘辛いソースの「黒石焼きそば」から派生し、黒石やきそばの上から和風ダシをかけて揚げ玉とネギをトッピングした新グルメ。

黒石市内の太平麺を使用し、豚バラ肉、キャベツ、玉ねぎを使用してウスターソースで味付けするのが現在の黒石焼きそばの定義です。

古くは飲食店で作り置きした焼きそばを温かく食べるための工夫でダシをかけていたもので、いつしか消えた幻のメニューを復刻の形でご当地グルメ化した黒石の代表名物です。

最近では和風ダシではなくラーメンスープや塩つゆ焼きそばなども登場しています。

酸味が軽くなりダシの味わいが出て優しい旨みに進化!海鮮具材もピッタリ相性良し。
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[店分布] 黒石市に20店舗以上
[推奨店] 黒石や – あっさりしたダシにホタテと揚げ玉の旨いつゆ焼きそば

23.黒石よされ鍋(黒石市)

黒石よされ鍋写真 黒石の郷土料理店「野田」で鶏肉と鶏団子のよされ鍋

寄せ鍋の一種として、黒石の冬の味覚として楽しめる鍋。

ブランド鶏の黄斑プリマスロックを使用した鶏肉の鍋で、青森県産を中心とした白菜などの野菜に豆腐やキノコ類も入った具材の豊富さも魅力。

スープはお店次第ですが、塩味に鶏ガラの旨みと具材の味が溶け込んだ体温まるスープが特徴。タレに付けて食べるお店もあり、ぽん酢や醤油味などのタレで受けることができます。

美味しさ抜群で皮の甘みが特徴の地鶏。つくねも美味しく、ダシに旨みが溶け込んでアツアツ。
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[店分布] 黒石市に4店舗以上
[推奨店] つがるの食彩 野田 – 1人前でもOK!ダシと鶏肉が旨い

24.大鰐温泉もやしラーメン(大鰐町)

大鰐温泉もやしラーメン写真 大鰐温泉駅前「山崎食堂」の大鰐温泉もやしラーメン

350年以上の歴史を持つ、大鰐温泉ならではの栽培方法で作られ続けているもやし。

温泉地の大鰐で湧き出る温泉水のみで育てる独特の栽培法で、大鰐で栽培されたもやしが「大鰐温泉もやし」を名乗れる全国的に希少なもやしです。

冬が収穫の旬。一般的なもやしよりも細いにもかかわらず、よりシャキシャキとした食感を持つのが特徴。

大鰐温泉ではもやしラーメンとして食べるのが定番で、もやし炒め、もやしうまか丼などで提供するお店もあります。

細身なのに噛んでも噛んでもシャキシャキ!野性的で強い味わいに豆部分もしっかりした味です。
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[店分布] ラーメンは大鰐町に7店舗以上
[推奨店] 山崎食堂 – 煮干しダシの中華そばに大鰐温泉もやしがたっぷり

D.西北(津軽)地域のグルメ

十三湖・太宰治斜陽館・不老ふ死温泉のある西北地域(五所川原・つがる市・鰺ヶ沢・深浦・板柳・鶴田・中泊)のご当地グルメを紹介。

25.深浦まぐろステーキ丼(深浦町)

深浦まぐろステーキ丼写真 アオーネ白神敷地内「アカショウビン」のまぐろステーキ

青森県でマグロといえば下北半島の大間町と言われますが、実は大間町よりも水揚げ高が多いのが日本海側にある深浦町。

その深浦町にて2013年デビューしたマグロのご当地グルメ。深浦町産の天然本マグロをジンギスカン鍋で焼いてから丼に乗せて食べる、マグロ丼です。

しっかり焼くだけでなく、片面焼きや刺身でも楽しめるマグロ。3種類の小どんぶりや汁物もセットになっています。

生の刺身が柔らかく、焼いてほぐれる身の味わいもまた良好!白神山地の十二湖、青池の観光時の定番グルメです。
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[店分布] 深浦町に7店舗
[推奨店] アカショウビン – 生でも焼いても美味しい深浦まぐろと野菜類

26.ヒラメのヅケ丼(鯵ヶ沢町)

通年漁獲されており、東日本に広く出荷している鯵ヶ沢の代表魚「ヒラメ」。旬は冬場ですが、5~6月の漁獲量が多い魚です。

そのヒラメを各店こだわりのタレで漬けて丼ぶりで提供する「ヒラメのヅケ丼」が、鯵ヶ沢のご当地グルメになっています。

日本海沿いや鯵ヶ沢駅付近の食堂やドライブインなどで提供されており、お弁当屋さんで扱うところもあります。

身のしまりが良くてコラーゲンが多いのだとか。
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[店分布] 鯵ヶ沢市12店舗、五所川原市1店舗、弘前市1店舗
[推奨店] 食堂どん – 地元醤油の馴染んだ生ヒラメにとろろ昆布敷きの丼

27.鯵ヶ沢イカメンチ(鯵ヶ沢町)

日本海沿いの鯵ヶ沢はイカの漁獲も多くて刺身などイカの胴体を主に使用することから、余ったゲソを活用する料理として考案されたと言われるイカメンチ。

イカのゲソを中心として玉ねぎや人参などの野菜を小麦粉でこねたミンチを揚げた、津軽地方の郷土料理として弘前や鯵ヶ沢で名物となっています。

一般的には「弘前いがめんち」が有名ですが、野菜や小麦粉よりもイカの量が特に多いのが鯵ヶ沢イカメンチならではの特徴です。

弘前いがめんちとの味の違いはどうなのか気になる!ゲソ多めで食べ応えありそうです。
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[店分布] 鯵ヶ沢市8店舗
[推奨店] 波真夕 – 提供し始めて25年の歴史あるイカメンチ丼

28.イトウ料理(鯵ヶ沢町)

鯵ヶ沢町にて養殖している、サケ科の淡水魚「イトウ」。野生では今や北海道にしか生息しないと言われるほど数が少なく、釣り人の間で「幻の魚」と呼ばれます。

白神山地から日本海へと流れる赤石川の清流水で養殖していることから、味が良いと言われる鯵ヶ沢のイトウです。

ヒラメとイトウが乗ったイトヒラ丼を提供するお店も。
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[店分布] 鯵ヶ沢市7店舗、弘前市2店舗
[推奨店] ドライブイン汐風 – ががめ醤油タレ、味噌たまタレのイトウ丼

29.チキンボー(鯵ヶ沢町)

薄く延ばした鶏肉を棒に刺して、油でカラリと揚げた鰺ヶ沢町のソウルフード。

注文を受けてから揚げるお店も多く、塩や胡椒の味付けの上にマヨネーズをつけて食べるのが定番。電車待ちの学生や、ビールのおつまみに添える大人など幅広く支持されています。

駅近くのタコ焼き屋さん「西海」「フクイ」の2店舗で扱われており、地元ではどっち派なのかで会話が盛り上がるとか。

学生の食べ歩きグルメなので、旅行者よりも地元の方が好むグルメな気がします。
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[店分布] おそらく西海、フクイの2店舗のみ
[推奨店] たこやき西海 – 店頭で食べるチキンボー

30.しじみラーメン(五所川原市)

しじみラーメン写真 津軽半島の十三湖「ドライブイン和歌山」のしじみラーメン

津軽半島の十三湖は、島根の宍道湖と並ぶ日本屈指のシジミ貝の産地。天然の大和シジミは漁獲制限をしつつ食用で楽しめます。

しじみ丼、しじみ汁などがありますが、定番は十三湖付近だけでなく五所川原駅や青森市でも楽しめるしじみラーメンです。

定番は潮らしさ香る塩ラーメンで、縮れ麺を利用するお店が多い傾向。貝入りのしじみが美味しい。
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[店分布] 五所川原市を中心に13店舗以上
[推奨店] ドライブイン和歌山 – じんわりくる塩ラーメンとしじみ

31.中泊メバル膳(中泊町)

津軽海峡で採れる高級魚のメバル(ウスメバル)は、主に中泊町で水揚げされており「津軽海峡メバル」としてブランド化。

そのメバルを中泊町のご当地グルメとして2015年7月に提供開始したのが、中泊メバル膳。イカ刺し、海鮮汁、地元産米「つがるロマン」を使用した御膳スタイルが特徴。

メバルを丸々1匹使用し、刺身や炙りで提供するお頭付きの姿盛りがメイン。さらに煮付けも付いて全店共通1,600円で楽しむことができます。

春から秋の季節モノで水揚げ状況に左右されるため、事前予約しておくと確実。築地でも人気の高級魚、食べてみたいです。
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[店分布] 中泊町に4店舗
[推奨店] レストラン竜泊 – 道の駅こまどりの2階で楽しむメバル膳

E.三八(八戸)地域のグルメ

蕪嶋神社・種差海岸・三戸城のある三八地域(八戸市・三戸・五戸・田子・南部町・階上・新郷)のご当地グルメを紹介。

32.せんべい汁(八戸市)

せんべい汁写真 八戸駅ビル内の食事処「いかめしや烹鱗」のせんべい汁

南部地方名物の南部煎餅をメイン具材として用いた汁料理。肉、魚、野菜などで取ったダシに醤油ベースなどで味付けした汁で、お椀の汁物や鍋として食べます。

せんべい汁用に焼き上げた南部煎餅が用いられ、ダシを吸って柔らかくなりつつも歯ごたえのある食感が特徴。手で割って汁に入れるのが一般的です。

具材は鶏肉、豚肉、ごぼう、きのこ、ネギなどが使用されます。

すいとんのようにモッチリ食感になる煎餅が汁物にピッタリで、ネギやキノコ類も旨い!お店により汁の味が大きく異なり、醤油強めの味が個人的にお気に入りです。
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[店分布] 八戸市内135店舗、青森県内12店舗、県外11店舗
[推奨店] いかめしや烹鱗 – 柔らか具材と醤油系の汁が旨いせんべい汁

33.八戸ばくだん(八戸市)

八戸ばくだん写真 八戸駅ビル内「いかめしや烹鱗」の八戸ばくだん

イカ水揚げ高日本一を誇る八戸。八戸港には、夏から秋にかけて全国からイカ釣りの漁船が集まります。

その八戸で水揚げされたイカを用いた「八戸ばくだん」は、美味しさが口の中が爆発することから命名されたご当地どんぶりです。

イカを賽の目状に刻んで醤油ダレに漬け込み、青森県産のイクラや卵黄を乗せた丼。醤油ダレは各店舗オリジナルで、田子産にんにくと生姜を使用したパンチのある味わいです。

八戸ばくだんに限らず、イカ料理が全般的に美味しい八戸。甘みたっぷりトロっとしたイカがたまらないです。
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[店分布] 市内10店舗
[推奨店] いかめしや烹鱗 – 角切り甘めなイカがたっぷり入った八戸ばくだん

34.八戸前沖さば(八戸市)

八戸前沖さば写真 本八戸の市街地の郷土料理店「サバの駅」のサバづけ丼

三陸沖以北の日本近海で漁獲されて、八戸港で水揚げされたブランド鯖「八戸前沖さば」。

冷たい海流で育つことから、日本で一番脂が乗ったサバとも言われます。漁場から港まで近いことによる新鮮さも売りのひとつです。

刺身などに加えて、八戸銀サバづけ丼もご当地グルメとして存在。特に、全国どんぶり選手権グランプリで2016年、2017年に優勝した「八戸銀サバトロづけ丼」もあります。

脂がうまく浸透して甘みがあり、ほおばると美味しい鯖。鮮度も良くてゴマ、ネギなどの薬味で味が引き立ちます。
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[店分布] 八戸市に提供14店舗以上
[推奨店] サバの駅 – 脂まろやかな八戸前沖さばが乗った八戸銀サバづけ丼

35.いちご煮(八戸市)

お椀に盛られた、ウニとアワビのお吸い物。ウニの卵巣とわずかに濁るダシ汁が、朝露のなかの野いちごのように見えることから「いちご煮」と名付けられました。

缶詰のお土産として青森県や岩手県で広く販売されていますが、もともとウニとアワビが豊富に採れた八戸市などの漁師メシが由来。

現在はお祝い事や正月に食べられる郷土料理ですが、八戸市の飲食店で提供するお店もあります。

海の潮を思わせる汁。お店によって2,000円超えで手を出しにくいので、1,000円以下で楽しめるお店を選ぶといいです。
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[店分布] 八戸市を中心に提供店多数
[推奨店] 気になるお店:ほこるや

36.八戸ブイヤベース(八戸市)冬季限定

八戸ブイヤベース写真 本八戸のプラザホテル1階「ラウンジいちい」のブイヤベース

三陸沖の八戸漁港で水揚げされる豊富な魚介類の具材がたっぷり入った、ハーブやトマトで味付けしたダシのスープの煮込み料理。

もとは南フランスの港町の名物料理。魚介類を多く使うほど旨みが増すため、魚介類が沢山採れる八戸ならではの料理として開発。野菜も豊富に使われます。

スープ料理として楽しんだあとで、締めの一皿として別な食べ方が用意されているのが八戸独自。パスタを入れてスープパスタにするなど、各店こだわりの部分です。

魚介類、野菜類ともに八戸産を極力使用。フランス料理店を中心としつつカフェなどでも提供され、気軽に入りやすいランチでの提供店も多いです。

トマト軽めでサラッとしたスープには魚介と野菜の旨みが存分に溶け込んで、一口飲むたびに幸せを感じる美味しさです。
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[店分布] 市内14店舗
[推奨店] ラウンジいちい – 八戸の魚介たちに旨いスープのブイヤベース

37.ウニ丼卵とじ(八戸市)

ウニ丼卵とじ写真 種差海岸にたたずむ食事処「松家食堂」のウニ丼卵とじ

八戸市の三陸沖ではウニが名物で、特に種差海岸あたりでは食事処それぞれでウニ丼が名物となっています。

種差海岸付近のウニは夏場が旬で、そのウニを冬でも楽しむための工夫として卵とじで提供する独特なスタイルが定着。

発祥は種差海岸の食事処「松家食堂」と言われており、周辺でも提供店があります。また、八戸名物のいちご煮(ウニとあわびの汁物)を使用した丼ぶりを提供するお店もあります。

正直、この食べ方はウニを活かしているとは言いがたくて卵の味が勝ります。旬の夏場は、一般的な生ウニ丼のほうがオススメです。
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[店分布] 不明、八戸市の海岸線沿いに店舗あり
[推奨店] 松家食堂 – 香りあるウニをカツ丼っぽいスタイルで卵とじ

38.義経鍋(五戸町)

八戸前沖さば写真 五戸町の定番「レストランささ木」で馬肉の義経鍋

青森県の中でも馬肉料理が盛んな五戸町。馬とともに暮らす文化が根強い南部地方の中でも、馬の仲買人が多い町として明治時代から馬肉鍋を食べられてきました。

精肉店で馬肉を扱うだけでなく精肉店直営や提携の飲食店もあり、馬刺し、焼肉、しゃぶしゃぶなどの食べ方で楽しめます。

その中でも、鍋と鉄板を合体させた兜形の鍋で食べる五戸の名物「義経鍋」が特徴的。野菜類を鍋で煮込みつつ鉄板で馬肉を焼いて食べる独特なスタイルです。

レストランささ木の肉バイキングの話題は五戸での定番。馬肉だけでなく牛肉も交えて豪快に焼いていくのが楽しい鍋です。
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[店分布] 不明(ささ木、尾形、たかはし、はな、りんごの花など)
[推奨店] レストランささ木 – リーズナブルで1人客もOKな義経鍋

39.田子ガーリックステーキごはん(田子町)

田子町の名産であるニンニクを用いたグルメとして2017に登場。田子町産のニンニク、肉、米を使用して見た目にもこだわったステーキ料理。

寿司になるよう盛り付けられたニンニク付きご飯に、1人用鉄板の焼肉が付いていて焼肉寿司として楽しめるスタイル。

9種類の創作ニンニク料理が前菜として用意され、ニンニク入りコーラとガーリックアイスまで添えられる豪華なセットです。前日までの予約要なので注意。

見た目の充実感に圧倒される盛り付けが素敵。ニンニクのパンチある食べ応え、試してみたいです。
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[店分布] 田子町に3店舗
[推奨店] お食事処なくい – 食堂で楽しめる牛肉、豚肉、鶏肉の焼肉ごはん

F.上北(三沢)地域のグルメ

奥入瀬渓流・三沢航空科学館・小川原湖のある上北地域(十和田・三沢市・野辺地・七戸・六戸・横浜・東北町・六ヶ所・おいらせ町)のご当地グルメを紹介。

40.十和田バラ焼き(十和田市)

十和田バラ焼き写真 十和田市中心街「大昌園食堂」で1人前のバラ焼き

醤油ベースの甘辛いタレで下味をつけた牛バラ肉と大量のタマネギを、鉄板で焼いて食べる焼肉料理。タレが熱で蒸発する豪快な音も魅力の一品です。

発祥自体は青森県三沢市の屋台。戦後に三沢の米軍基地で不要な部位として牛バラ肉が払い下げられており、バラ肉を美味しく食べられるよう工夫したのが由来。

十和田にも伝わり、古くから十和田市でバラ焼きと呼ばれて親しまれています。

基本は牛肉とタマネギのみですが、ピーマン、ニンジン、キャベツ、もやしなどを入れるお店もあります。牛肉ではなく馬肉を使用した「さくらバラ焼き」のお店も。

苦みなく甘めなタマネギが鉄板の熱でジューシーになって旨い!バラ肉は豚ではなく、牛ならではの香ばしさも魅力です。
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[店分布] 十和田市に80店舗以上
[推奨店] 大昌園食堂 – 下味のタレが馴染んだ牛バラ肉と甘いタマネギ

41.十和田湖ひめます(十和田市)

十和田湖ひめます写真 十和田湖の民宿「春山荘」で塩焼きのヒメマス

水が澄んでいることで魚の生育に向かない十和田湖ですが、明治時代からヒメマスの養殖が行われてきて今に至ります。

サケ科の淡水魚として、鮭に近いサーモンピンク色の身と味が特徴の鱒(マス)。塩焼きや刺身などで楽しむことができ、十和田湖畔の宿で提供されることも多いです。

2015年には十和田湖に生息するヒメマスが地域団体商標「十和田湖ひめます」として登録されて、ブランド化されています。

鮭よりも上品で涼しげな味わいが立つ鱒。脂の良さを堪能できる刺身が美味しく、塩焼きもパサつかない身の味わいを存分に楽しめます。
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[店分布] 十和田市に44店舗以上
[推奨店] 民宿春山荘 – ご当地グルメ豊富な夕食のメインのヒメマスが旨い

42.三沢ほっき丼(三沢市)

三沢ほっき丼写真 小川原湖沿いの食堂「おおせっか」の三沢ほっき丼

全国でも有数のホッキ貝の漁場、三沢市。冬の代表的な味覚として、漁解禁の12月から翌3月までの期間に漁獲されます。

甘みと旨みをたっぷり含んだジューシーさと、豊かな歯ごたえが特徴。そのホッキ貝をご当地グルメとして開発し、2012年に登場したのが冬限定「三沢ほっき丼」です。

三沢ほっき貝を使用して丼ぶり提供することだけが条件で、各店舗それぞれで味付けは自由。刺身丼を中心としつつ、ビビンバ風、ソース焼きそば風など変わり種のお店も。

また、店舗によってホッキカレーやバター焼きなど丼以外のメニューも用意されています。

プリっとした食感に貝類の淡泊な甘みあるホッキで、味噌やバターでの味付けのあるお店で食べるのがオススメです。
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[店分布] 市内30店舗
[推奨店] おおせっか – ごぼう、タケノコなど具材が旨い三沢ほっき丼

43.三沢パイカ(三沢市)

三沢パイカ写真 三沢市街地の居酒屋「山と森と」の豚肉パイカ煮込み

豚バラ肉の部位の近くにある軟骨(なんこつ)部分のことをパイカと呼び、三沢では豚肉料理として定番の素材となっています。

柔らかくて食べられる軟骨部分と、軟骨の周囲ならではの上質な肉。調理に時間と手間がかかりますが、柔らかく仕上がるのが特徴です。

養豚が盛んな三沢市ではバラ肉を切り落とした後に捨てられる部位だったため、これを三沢の名物として活用するため煮込み料理として提供したのが始まり。

現在では丼ぶり、カレー、餃子など色々な料理に活用されており、三沢市内で楽しむことができます。

軟骨が餅のようにトロっとして甘い美味しさがあり、角煮よりも柔らかい身の美味しさがたまらない一品!ラーメンや一品料理でいただけます。
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[店分布] 市内17店舗
[推奨店] 手打ち蕎麦屋 山と森と – 汁が旨い豚肉パイカ煮込みの柔らかさ

44.のへじ北前ラーメン(野辺地町)

野辺地町で体に優しい薬草茶として親しまれる河原決明(カワラケツメイ)を練り込んだ麺が特徴。野辺地産ホタテを具材とスープに使用した地元素材のラーメンです。

お店によってスープの味が異なり、塩ベースや醤油ベースのスープは黄金色。野辺地駅名物の駅弁「とりめし」をモチーフにした鶏チャーシューが乗ります。

北前船で河原決明を飲む習慣が全国に伝わったことにちなんで、北前ラーメンという名前が付きました。

ホタテの旨みとご当地素材のしっかりしたラーメンのようで、ちょっと気になります。
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[店分布] 野辺地町内に5店舗
[推奨店] 北前茶屋 – 野辺地駅前でピザやパフェに北前ラーメン

G.下北(むつ)地域のグルメ

恐山・大間崎まぐろ・尻屋埼灯台のある下北地域(むつ・大間・東通・風間浦・佐井)のご当地グルメを紹介。

45.大湊海自カレー(むつ市)

大湊の海上自衛隊にて航海中に食べるカレーライス10種類を、2017年6月に「むつ市のご当地カレー」として国が認定して各飲食店で提供開始。

海上自衛隊では艦内で長い期間過ごすときに曜日感覚を失わないよう、毎週金曜日にカレーライスを食べる習慣があります。

大湊基地所属の艦艇は10種類。それぞれの艦ごとに独自のカレーが提供されており、その各レシピを1店舗1種類として市内の飲食店でも食べられるようになりました。

りんご、チキン、ビーフ、欧風、ポーク、キーマ、などバリエーション豊富な10種類。

艦艇の名前がついて色々な味を楽しめるのがいいですね。
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[店分布] むつ市内10店舗
[推奨店] 食堂ぽわ~る亭 – 生クリームが隠し味の護衛艦まきなみカレー

46.大湊海軍コロッケ(むつ市)

大湊海軍レシピを再現し、下北半島の海の幸と山の幸が豊富に入ったコロッケ。

黒毛和牛、ホタテ、ニンニク、チーズ、カレーなど、各店舗それぞれで特徴ある具材を利用。食べ歩き販売店だけでなく、フレンチや居酒屋など飲食店でも扱っています。

明治時代にむつ市大湊の旧日本海軍部隊で誕生したと言われ、当時の海軍料理本「海軍割烹術参考書」にも記載があります。

そのレシピを2003年に再現し、2008年に認定店方式を取ってブランド化して今に至ります。

海軍イベントでも提供されて人気のコロッケだそうで、気になります。
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[店分布] むつ市内11店舗、横浜町1店舗、東通村1店舗、他にも非認定店あり
[推奨店] 居酒屋 伝ちゃん – 串焼き、おでんなどに海軍コロッケを添えて

47.大間まぐろ(大間町)

大間まぐろ写真 夜は静かな大間港にある「福寿司」のまぐろ丼

平均100kg前後の巨大なクロマグロ(本マグロ)を一本釣りする、大間のマグロ。津軽海峡で水揚げされる天然のマグロです。

2003年には史上最高値の1匹約1億5千万を付けたこともあり、2007年に登録商標化されて通し番号シールで漁獲船が厳密に管理されています。

東京築地などに卸すのがメインなのか、現地では感動するほどの味と言えず。他の魚も組み合わせた海鮮丼や寿司がオススメ。
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[店分布] 大間町に9店舗前後
[推奨店] 福寿司 – 赤身にねぎとろも乗ったまぐろ丼

48.活イカ(風間浦村)

活イカ写真 風間浦村の下風呂温泉地「あさの食堂」のイカ活造り

300匹ほどのイカを活かしたまま備蓄できる「活イカ備蓄センター」を有する風間浦村。

下風呂温泉エリアを中心としてイカ料理を出してくれる食堂があり、春はヤリイカ、夏と秋はスルメイカを楽しむことができます。

ちょっと硬めながら甘みある身と、生きて動く足の吸盤が舌に吸いついてくる独特さがあります。
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[店分布] 備蓄センター、あさの食堂など数店舗
[推奨店] あさの食堂 – 生きたまま動くゲソに透明な身がまろやか

その他のグルメ

各市町村のグルメというよりは特定店舗のグルメとして、青森市場で好きな魚を乗せてオリジナルの海鮮丼にできる「のっけ丼」があります。

また、十和田湖高原ポーク「桃豚」をはじめとして、十和田ミート株式会社の「長谷川豚」など牛、豚、鶏のブランドを用いた肉料理も色々とあります。

まとめ

ホタテを筆頭にしてマグロ、しじみ、イカ、サバ、ウニなど様々な魚介類を楽しめる青森県。その調理法も貝焼き味噌や義経鍋など独特の工夫があり、見た目のインパクトもあります。

味噌カレー牛乳ラーメン、黒石つゆ焼きそばなどの変わりモノの麺類から、弘前ガレットなどオシャレな新グルメまで幅広いジャンルがあるのも魅力的です。

ぜひ、青森県旅行の際は県のグルメだけでなく各市町村のグルメを楽しんでいただければと思います。以上、青森県全般のご当地グルメ特集でした。

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セシモ コイ (瀬下 恋衣)
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