東京23区の花畑20品種45スポット!見頃と名所を案内

東京23区の花特集

東京23区というと車や人で混雑するイメージを持つかもしれませんが、たくさんの花が咲き誇る観光スポットがいっぱいあります。

四季折々で花を楽しめる庭園と洋館が多く、大型の公園や川沿いに花が咲き誇る姿は圧巻。

地下鉄で楽々アクセスできて、明るい花々で人々を魅了する都市部のオアシスです。

今回は、東京23区の花を紹介します。

2月が見頃の花

01.水仙(1月中旬~2月中旬)

葛西臨海公園の水仙写真 葛西臨海公園で観覧車をバックに咲き誇るスイセン

東京都で水仙(スイセン)の規模が大きいのは「葛西臨海公園」。大観覧車の近くで色々な角度から水仙を楽しめて、見頃の2月上旬に水仙まつりが開催されます。

早咲きの水仙がある「新宿御苑」では、1株から沢山の花を咲かせるペーパーホワイトという品種を12月頃から見ることができます。もちろん、二ホンスイセンも健在です。

ニホンスイセンの見頃となる2月頃には、梅の花も咲いてきて同じタイミングで鑑賞できるのも魅力です。

場所 名称 時期 本数 地図
江戸川区 葛西臨海公園 1月上旬~2月中旬 20万本 地図
中央区 浜離宮恩賜庭園 1月上旬~2月上旬 地図
新宿区 新宿御苑 12月中旬~2月上旬 地図

02.梅(2月中旬~3月上旬)

湯島天神の梅写真 湯島天神の本殿を背景に咲き誇る白い梅の花々

江戸時代から梅の名所で受験シーズンに賑わう学問の神社「湯島天神」では、本殿や敷地一帯に白やピンクの花が咲き乱れます。しだれ梅が大きくて晴れの日の見ごたえは抜群。

水戸黄門様が完成させた日本庭園「小石川後楽園」や、駒込駅近くにある庭園「六義園」の2つは庭園散策をしながら静かに梅を鑑賞できるスポットです。

隅田川の台東区側には2003年頃から梅の散歩道を整備して、現在では川沿いの散策ルートとして梅の時期ににぎわうスポットとなっています。

場所 名称 時期 本数 地図
文京区 湯島天神 2月中旬~3月上旬 300本 地図
文京区 小石川後楽園 2月中旬~3月中旬 90本 地図
文京区 六義園 2月中旬~2月下旬 20本 地図
江東区 亀戸天神 2月中旬~3月上旬 300本 地図
新宿区 新宿御苑 2月中旬~3月中旬 300本 地図
台東区 隅田公園 梅めぐり散歩道 1月下旬~2月下旬 160本 地図
世田谷区 羽根木公園 2月中旬~3月上旬 650本 地図

4月が見頃の花

03.桜(3月下旬~4月下旬)

新宿御苑の桜写真 新宿御苑の日本庭園の池を彩る大きな桜の木

江戸ならではの庭園が点在する東京23区では、しだれ桜をメインにした庭園が沢山。ソメイヨシノやヤエザクラもいっぱい咲き、4月上旬ピークで春を彩ります。

広い庭園内の随所に桜が咲き誇る「新宿御苑」で、回遊池や高層ビルを背景に桜を鑑賞。江戸時代から名所として続く「上野恩賜公園」も池の周囲の桜が綺麗です。

徳川吉宗が造ったと言われる「隅田公園」でスカイツリーを背景に楽しむ桜、千代田区の「外濠公園」や目黒区周辺の「目黒川」など川沿いの桜も名所。

地下鉄(東京メトロ)の駅から徒歩圏内の名所も多く、アクセスしやすいのも魅力です。

場所 名称 時期 本数 地図
新宿区 新宿御苑 [名所100選] 3月下旬~4月下旬 1,000本 地図
台東区 上野恩賜公園 [名所100選] 3月下旬~4月上旬 800本 地図
墨田区 隅田公園 [名所100選] 3月下旬~4月上旬 950本 地図

04.チューリップ(3月中旬~4月下旬)

お台場のチューリップ写真 お台場のシンボルプロムナード公園に咲くチューリップと桜

関東最大と言われる400品種20万球のチューリップを楽しめる名所、それは東京湾岸エリアの「お台場シンボルプロムナード公園」。

新交通ゆりかもめの路線に囲まれたプロムナードの東西それぞれにチューリップが沢山植えられており、桜も豊かに咲く春の海風の心地よさがたまらない名スポットです。

場所 名称 時期 本数 地図
江東区 お台場シンボルプロムナード公園 3月中旬~4月中旬 20万本 地図

5月が見頃の花

05.ツツジ(4月中旬~5月上旬)

根津神社のツツジ写真 歴史ある根津神社のつつじ園を高台から見下ろす

東京のツツジの名所といえば、根津神社が有名。下町として定番の谷根千(やねせん)散策のひとつとしてツツジ鑑賞を楽しめます。

京王線沿線の千歳烏山駅から徒歩圏内の「西沢つつじ園」もひそかな名所。地主の庭にツツジが咲き誇り、一部の土地は世田谷区が買い取った「烏山つつじ緑地」として散策できます。

場所 名称 時期 本数 地図
世田谷区 西沢つつじ園・烏山つつじ緑地 4月中旬~5月上旬 2万株 地図

06.フジ(4月下旬~5月上旬)

亀戸天神のフジ写真 スカイツリーをバックに藤棚の参道が賑わう亀戸天神

東京23区で藤(ふじ)の名所といえば、総武線の亀戸駅から徒歩圏内「亀戸天神」が有名。

スカイツリーを背景に藤棚を撮影できる、池に歩道を配した神社。ゴールデンウィークの夜にライトアップされて、特に橋の上からスカイツリーと藤棚を撮影する構図が美しいです。

場所 名称 時期 本数 地図
江東区 亀戸天神 4月下旬~5月上旬 80本 地図

07.ポピー(5月上旬~5月下旬)

平井運動公園のポピー写真 スカイツリーを背景に咲き誇る平井運動公園のポピー

ゴールデンウィークが終わった後に咲き誇る、赤い花を中心としたポピー。

東京23区でポピーの名所といえば、荒川沿いの河川敷にある「平井運動公園」。JR総武線の列車とのコラボも撮影でき、スカイツリーを背景にポピーの群生を撮影できます。

場所 名称 時期 本数 地図
江戸川区 平井運動公園 5月上旬~5月下旬 14万本 地図

6月が見頃の花

08.あじさい(6月上旬~6月中旬)

飛鳥山公園のあじさい写真 飛鳥山公園の線路脇にある飛鳥の小路のあじさい群生

梅雨時期にあちこちで花を咲かせるあじさい。特に観光スポットで多くの株が密集する光景を写真に収めると、遠くのあじさいが玉のようにぼやけて綺麗です。

奥行のあるあじさい路としてオススメなのが、王子駅付近「飛鳥山公園」。京浜東北線沿いの小道にあじさいが延々と植えられていて、落ち着きがありつつ人気のスポットです。

天気の良い日に明るい雰囲気で楽しめるのが、ハス池の葉とともにあじさいを撮影できる「不忍池」。池の西側にもあじさいがあって、上野駅からだと歩き疲れるほどに楽しめます。

狛犬とあじさいのコラボを撮影できる「白山神社」や、あじさいのある庭園「六義園」もあると考えると、地下鉄(東京メトロ)南北線に名所が集中する印象です。

場所 名称 時期 本数 地図
江戸川区 篠崎公園 500株 地図
大田区 多摩川台公園 6月 3,000株 地図
練馬区 としまえん 5月下旬~6月中旬 1万株 地図
文京区 白山神社 6月中旬~6月中旬 3,000株 地図
文京区 六義園 5月下旬~6月下旬 1,000株 地図

09.花しょうぶ(6月上旬~6月中旬)

水元公園の花しょうぶ写真 花しょうぶの名所として名高い水元公園の散策路

白や紫の花を咲かせる菖蒲(しょうぶ)は、池などに生育することから整備された公園に木の歩道を渡す名所が多いです。

駅名にもなっている「堀切菖蒲園」を筆頭に「小岩菖蒲園」など駅から徒歩で行ける名所が魅力。都内トップ5に入る広さを誇る水元公園も菖蒲の名所となっています。

場所 名称 時期 本数 地図
江戸川区 小岩菖蒲園 5月下旬~6月下旬 5万本 地図
葛飾区 堀切菖蒲園 6月上旬~6月中旬 6,000株 地図

7月が見頃の花

10.スイレン(6月上旬~7月中旬)

小石川後楽園のスイレン写真 小石川後楽園で水面近くから撮影した9月末のスイレン

蓮(はす)と似た花として、池の水面に近い位置で花を大きく開かせる睡蓮(すいれん)。大きな葉とともに低い位置からの撮影が楽しい花です。

東京ドームの近くにある「小石川後楽園」では、園内の奥にある内庭がスイレンの池になっています。初夏の花ですが、彼岸花の名所として人気の秋にも花が少し咲くことがあります。

場所 名称 時期 本数 地図
文京区 小石川後楽園 5月下旬~7月中旬 地図

11.ハス(7月中旬~8月上旬)

不忍池のハス写真 上野公園の不忍池で6月の咲き始め頃のハス池

ハス池に大きな葉っぱとピンクの花が開く、蓮(はす)の花。

大きな池として上野公園の一角にある「不忍池(しのばずのいけ)」は、都内におけるハスの名所として有名。あじさいの時期にわずかに開きはじめて、7月に入ると沢山の彩りが。

スイレンとは別の池としてハス池を有する「小石川後楽園」でも楽しむことができます。

場所 名称 時期 本数 地図
文京区 小石川後楽園 7月中旬~8月中旬 地図

8月が見頃の花

12.サルスベリ(7月下旬~9月上旬)

小石川後楽園のサルスベリ写真 小石川後楽園の奥の池周辺に咲くサルスベリの花

都内でも道端の街路樹として夏にピンクの花を咲かせる、百日紅(さるすべり)の木。白い花を咲かせるサルスベリもあります。

知名度のある名所が無いような脇役的な木である上に、他の花が咲かない夏場の花。秋まで咲き続けることから彼岸花の時期まで花を付ける木もあります。

東京ドーム近くの「小石川後楽園」でスイレンが咲く内庭の近くにて、東京ドームを背景にしてサルスベリの花を撮影することができます。

場所 名称 時期 本数 地図
文京区 小石川後楽園 地図

9月が見頃の花

13.ハギ(9月中旬~9月下旬)

小石川後楽園のハギ写真 小石川後楽園にて遠くの彼岸花とともに咲くハギ

花が小さくて地味に感じられつつも、秋の訪れを感じさせる萩(はぎ)。

東京都の名所といえば、萩寺と呼ばれる「龍眼寺」。押上駅から徒歩で来訪できるお寺として、しっとりと萩を見ることができます。

萩のトンネルが名物の「向島百花園」も名所のひとつ。上の写真は小石川後楽園ですが、萩は少しだけ咲いているくらいです。

場所 名称 時期 本数 地図
江東区 龍眼寺 9月下旬~10月中旬 地図

14.彼岸花(9月中旬~9月下旬)

小石川後楽園の彼岸花写真 小石川後楽園の庭園内の随所に咲く彼岸花の群生

モグラから田んぼを守るための毒性のある花として、田んぼの脇に植えられる彼岸花。田んぼの少ない東京都では、なかなか見かけない花のひとつと言えます。

東京都で名所といえば「小石川後楽園」ですが、実際にあまり群生している感じではないもの。散策がてら鑑賞する感覚で楽しめます。

雄大さを得たい場合は、埼玉県まで出向いたほうがいい印象ではあります。

場所 名称 時期 本数 地図
文京区 小石川後楽園 9月中旬~9月下旬 地図

10月が見頃の花

15.コスモス(10月上旬~10月中旬)

浜離宮恩賜庭園のコスモス写真 浜離宮恩賜庭園にてキバナコスモスの背景に高層ビル

秋にいろどりを持たせる花といえばコスモス。オレンジ色のキバナコスモスを早咲きにして、ピンクのコスモスが咲きほこる姿を東京都でも見ることができます。

高層ビルや東京タワーを背景にコスモスを撮影できる名所「浜離宮恩賜庭園」はオススメですが、背が高めで緑が目立つので撮影に苦労します。

場所 名称 時期 本数 地図
江戸川区 葛西臨海公園 9月上旬~10月上旬 32万本 地図
中央区 浜離宮恩賜庭園 7月下旬~10月下旬 30万本 地図

16.ススキ(10月上旬~11月上旬)

二子玉川のススキ写真 二子玉川の多摩川沿いの土手に咲くススキと遠くの富士山

秋風にたなびくススキといえば山や野原のイメージが強いので「東京にあるの?」と思うかもしれませんが、実は多摩川沿いの随所にあります。

アクセスしやすい代表的な場所といえば、川崎駅から徒歩で行ける県境の「多摩川六郷橋緑地」。緑地の野球場やサッカー場がある中で、土手を散策しながらススキを見れます。

個人的にオススメなのが二子玉川の多摩川沿い「二子玉川緑地」で、天気が良いときは駅の西側の宇奈根地区の土手から雪の富士山とススキを楽しむことができます。

場所 名称 時期 本数 地図
大田区 多摩川六郷橋緑地 9月下旬~11月上旬 地図
世田谷区 二子玉川緑地 9月下旬~11月上旬 地図

17.菊(10月中旬~11月中旬)

等々力不動尊の菊写真 等々力不動尊の本堂賽銭箱の左右に飾られる菊の花

東京都内では青空の下で飾られた菊を楽しむスポットは少ない様子で、屋根付きの展示形式で明確な日付の期間でお祭りとして開催されるケースが多いです。

代表的なのが湯島天神で、綺麗な本堂と菊のコラボが綺麗なもの。他にもいろいろな寺社を中心に開催されています。

筆者が紅葉で来訪した等々力渓谷の等々力不動尊に菊が飾られていて、本堂の提灯とともに撮影。和の雰囲気にピッタリな花として寺社で楽しむのがオススメです。

場所 名称 時期 本数 地図
文京区 湯島天神 11月上旬~11月中旬 地図
新宿区 新宿御苑 11月上旬~11月中旬 地図

11月が見頃の花

18.イチョウ(10月下旬~11月下旬)

東京大学のイチョウ写真 東京大学の敷地内裏手にあるイチョウ並木の裏路地

東京都のシンボルマークにもなっているイチョウの葉(正確には東京のTを模したマーク)からわかるとおり、東京を代表する樹木として紅葉の時期に黄色く色づきます。

明治神宮の近くにある「神宮外苑いちょう並木」はドラマなどにも使われる定番の名所で、ジョギングコースとしても人気のスポットです。

意外な名所といえば東大前駅にある「東京大学」で、学校内の色々な場所でイチョウが色づくキャンパスの雰囲気がなかなか良くてオススメです。

場所 名称 時期 本数 地図
港区 神宮外苑いちょう並木 11月下旬~12月上旬 200本 地図
千代田区 東京駅丸の内側 11月中旬~12月上旬 地図
千代田区 靖国神社 11月中旬~12月中旬 地図
渋谷区 代々木公園 11月下旬~12月上旬 1300本 地図
練馬区 光が丘公園 11月上旬~12月上旬 200本 地図

19.紅葉(10月下旬~11月下旬)

帰真園の紅葉写真 二子玉川で新たに整備された帰真園でタワーマンションと紅葉

東京都内では庭園の紅葉スポットが多く、池と紅葉のコラボを楽しめる名所も多々あります。小石川後楽園や六義園を筆頭に、様々な場所で紅葉を楽しめます。

寺社として紅葉の名所といえば「九品仏浄真寺」。参道のもみじが綺麗に色づくと、落ち着きある風情を感じ取ることができます。

あまり有名ではないですが、筆者は二子玉川で公園として新たに整備された「帰真園」でタワーマンションと紅葉のコラボを撮影。等々力渓谷の「等々力不動尊」も綺麗です。

場所 名称 時期 本数 地図
文京区 小石川後楽園 11月下旬~12月上旬 地図
文京区 六義園 11月中旬~12月上旬 地図
墨田区 向島百花園 11月中旬~12月中旬 地図
北区 旧古河庭園 11月中旬~12月上旬 地図

20.さざんか(11月上旬~1月下旬)

等々力渓谷のさざんか写真 等々力渓谷の森深い道に咲くさざんかの花

椿(つばき)と似た花として、晩秋から冬にかけて咲く山茶花(さざんか)。

日立製作所亀戸工場の跡地「亀戸中央公園」がさざんかの名所として整備されています。

筆者が来訪した「等々力渓谷」にも、さざんかの木が数本だけ集中して花を咲かせている場所があって綺麗なもの。地味ですが紅葉とセットで楽しむのがオススメです。

場所 名称 時期 本数 地図
江東区 亀戸中央公園 11月上旬~1月下旬 4,000本 地図

まとめ

充実した鉄道で花スポットにアクセスしやすい東京。
春はお台場の桜とチューリップを筆頭に、臨海エリアや川沿いの花が綺麗です。ゴールデンウィークになれば、亀戸天神のフジや神社仏閣などに咲くツツジ。
夏の花しょうぶ、ハス、スイレンは池に咲くので庭園や公園の散策が楽しいもの。東京メトロ南北線のあじさいの名所が多いです。
東京都のシンボルとなるイチョウの名所が綺麗な秋。コスモスやハギといった花も楽しむことができます。

以上、東京23区を彩る花の名所の紹介でした。

(初回投稿日:2018年10月28日 更新日:2019年4月14日)